「 岬のたき火」の巻

首相に爆弾が投げられた事件で、今私が一番気になっているのは、容疑者の若者の家が捜索されたときに、たとえば野党の政党の機関紙やら集会のチラシやら、そういう民主的な活動をしている人たちと関連する資料があって、それを口実にまっ…

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母が昔よく言ってたのですよね。「しめしめ、しめこのうさぎ」って。今ネットで検索したらめちゃくちゃ有名なことばのようで、おのれの不明を恥じましたが、母の死後、身近で聞いたことはないなあ。ちょっと広めてみようかしら。 　なお…

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「水の王子　　空へ」第十回 【華やかなさざめき】 ホスセリのむずかる声とコノハナサクヤの笑い声でニニギは目をさました。寝返りをうって、へやの中を見回したが誰もいない。 　そう言えばタカヒコネは朝の治療をさぼったらスクナビ…

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おかげさまで熱は何とか下がったし、一応元気にすごしています。 　ただ、この薬はどうやらやたら効くようなので、ほんとに治ってるのがどうかがいまいちわからんのが悩み。 　むしろけっこうやる気が出て、ハイになってしまっているよ…

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朝っぱらから例の隣国からミサイルが来て、北海道におちるとかで、ラジオは放送を中断してJアラートを叫びまくり、宇宙人でも攻めてきたかと思った。どうも私は最近政府やNHKが真剣に国民のことを考えて必死になったりするわけがない…

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「水の王子　　空へ」第九回 【弱音の効用】 霧がうすらいで来たのだろうか。月が少し明るくなってきた。ゆるやかによせる波の白いしぶきも見えてきた。 　「私は何しろ、ずっと山の上にいたからなあ」コトシロヌシがため息をついた。…

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マッサージの店で待ち時間に読んだ週刊誌の情報では、小西議員という人はややスタンドプレイ好きで軽率ではあるようだが（どうせ悪口っぽい記事だったからそのまんまには受け取れないにしても）、アベ元首相らがマスメディアをいいように…

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昨夜は珍しくたっぷり寝たので、起きていきなり、鯛の切り身の残りと刻みネギの残りでお汁を作る間に、にせカニときゅうりで酢の物を、りんごとセロリときゅうりでサラダを、残り物のじゃがいも、人参、玉ねぎ、エンドウと、手羽元のかし…

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一夜明けてニュースをチラ見したら、福岡県議会、共産党の議員はたしか二人いたはずなのがゼロになってるし、維新は三人も新人が当選してるし、先が思いやられるなこりゃ。 　私は維新が大変嫌いで、自公の方がまだましと思うほどなので…

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どーせ、ろくな結果じゃないだろうと思いながら選挙速報を見たら、ほんとにろくな結果じゃなくて、くさくさしながら、近隣の県議選結果をチェックしてた。春日市で自民の現職のかたが落ちて立憲の新人が通ってる以外には面白いこともなく…

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前にも書いたが、新しいパソコンは待ち受け画面がいろいろ変わる。ゴマフアザラシとクーガーもかわゆかったが、このところは海辺や滝や湖の風景で、これがまたどれもこれも私が趣味で書いている小説「水の王子」の背景にぴったりで、身震…

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一昨日、雨の合間の夕方に、奥庭にバラを四本あわただしく植えた。そのために奥庭の大きな長い、絶対に動かさないぞと思っていた鉢を四つばかり、うんうんひきずって移動させ、伸びすぎて始末に困ってたつるバラ系の二鉢を、いちかばちか…

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「水の王子　　空へ」第八回 【その真の目的は】 　その夜の月は妙に銀色がかっていた。タケミナカタがきげんよく、ほろよい加減で、タカヒコ兄妹を連れて船に戻って行くのを見送って、ツクヨミの店を出たあと、コトシロヌシとニニギと…

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「水の王子　　空へ」第七回 【嫌われてしまったら】 「彼を嫌っていた人は、船の中にはいなかったんですか？」コトシロヌシが聞いた。 　「いや、そこそこはいましたよ」タケミカヅチは苦笑した。「どうもあの方は、皆に好かれている…

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「水の王子　　空へ」第六回 【真の支配者】 「あのですなあ。そこがですなあ」タケミカヅチは少しひげののびたあごをさすった。「どうも何とも言えんところでして」 　「どういうことだい？」 　「私はただの将軍付きの副官の武人で…

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