電子書籍発売(水の王子覚書19) 2024年02月19日(月) ミーハー精神 ちょっと遅れましたが、「山が」と「空へ」が合冊でAmazonの電子書籍として出版されました。 ご購入いただければ 大変うれしく存じます。 Amazonとブログに上げた説明文をあげておきますね。 いずれ紙本でも出しますが… [続きを読む]
怒りが書かせた(水の王子覚書18) 2024年02月19日(月) ミーハー精神 「沖と」をものすごい早さで書き上げてしまったのですが、あらためて少しつけ加えると。 そもそも「水の王子」は、「岬まで」でかなりすっきり終われたので、これでいいと思っていたのですが、急にエピローグみたいな感じで、けっこう長… [続きを読む]
ぼくの、けだまもんだい(カツジ猫) 2024年02月19日(月) 日記 みなさん、おはようございます かいぬしが、ぼくのぶらしかけをさぼったので、 またすこし、けだまができてしまいました。 かいぬしは、とてもはんせいして、 「これからは、まいにち、おまえに、しっかりぶらしをかけるよ」 とい… [続きを読む]
どっちを向いても救われない 2024年02月18日(日) 日記 ナワリヌイ氏の死のニュースに、下の人と同様にもうどっち向いてもろくなことがない気分で憂鬱になってた。 プーチンだとこのタイミングでナワリヌイ氏を殺すのが大統領選の勝ち方なのかと戦慄するけど、そんなプーチンかっけーと思って… [続きを読む]
水の王子・「湖よ」 2024年02月18日(日) ミーハー精神 (これは、時期的には「渚なら」と同じぐらいで、「岬まで」よりは、かなり前のお話。短いし、のんびりとお楽しみ下さい。) 第一章 とり残されて 深い緑の森の中に、大きな湖はしんと静まりかえっていた。小鳥の声がするだけで、人… [続きを読む]
元歌?のイメージ(水の王子覚書17) 2024年02月17日(土) ミーハー精神 「沖と」が完成しました。我ながらものすごい速さでした(笑)。最後に近いイラストの三人と一匹の姿は、そのまま今の私です。 冗談はさておき、この作品について語りたいことは、本編以上に山ほどあるのですが、しょうもないことから話… [続きを読む]
水の王子・「沖と」12(最終回) 2024年02月17日(土) ミーハー精神 第十章 オオヤマツミ タカマガハラの白い船は人々を乗せて、朝の光の中をゆっくりと海岸の方へと向かっていた。甲板の上に村人たちはあふれていたが、ひしめくほどの数ではなかった。村が消え、変わり果てた海岸の様子を見る気になれな… [続きを読む]
水の王子・「沖と」11 2024年02月16日(金) ミーハー精神 ※ たしかにまったく、安心するのはまだ早かった。 特に、クシマトがおおえなかった部分にいた人々にとっては。 ものすごい衝撃とともに灯台がゆれ、一瞬かしいで元に戻った。壁をとおして荒々しい水音がひびき、まる… [続きを読む]
引導の渡し方 2024年02月16日(金) 日記 由布院に行って、ちょっと遊んで来ました。 以前にお話した、巨大な塩の塊があるお店の前を通りかかったので、写真をぱちり。 春みたような暖かさで、連休明けで、町もホテルも意外とすいていたのはよかったですが、中国か韓国かの方… [続きを読む]
水の王子・「沖と」10 2024年02月15日(木) ミーハー精神 第九章 イナヒ イナヒは村の中を走り回っていた。 どの家も、どの家も、がらんとしていて、誰もいない。 道にも畑にも、見渡す限り、人や生きものの姿はない。 いったい何が起こっているのか、イナヒにはさっぱりわからなかっ… [続きを読む]
あわただしくご紹介(水の王子覚書16) 2024年02月14日(水) ミーハー精神 じ、実は「沖と」はラストまでもう原稿の下書きはできてるんです。ただアップする暇がない。もしこの数日、私に何かあったら、パソコン横の机の上の手書きの原稿をどなたか清書して下さいませ(笑)。あっ、ラストの部分はあまりにも訂正… [続きを読む]
水の王子・「沖と」9 2024年02月14日(水) ミーハー精神 第八章 タカヒコ(続き) 頭の中が完全に空白になった。シナツヒコはまるで少年のようにあえいだ。 「そんな、そんなことって、聞いたことないぞ!」 「ごくたまにあるんでさ」古参兵士の一人が青ざめて告げた。「じいさまから聞… [続きを読む]
水の王子・「沖と」8 2024年02月14日(水) ミーハー精神 第八章 タカヒコ 洞窟の入り口がふさがったとき、他の大勢といっしょに外側の草地にころがり落ちたオオクニヌシは起き直るが早いか、兄のツドヘにかけよった。「兄上、大丈夫か?」 「何が起こったんだ?」ツドヘは見えない目を見張… [続きを読む]
水の王子・「沖と」7 2024年02月13日(火) ミーハー精神 第七章 ハヤアキツ 「はかどりませんねえ」ヌナカワヒメがため息をついた。 「こうも、どの薬もきかんとはな」スクナビコも珍しく、少しあせっているようで、声はきげんが悪かった。 「こうなってはひたすらもう、人手を使って木… [続きを読む]
水の王子・「沖と」6 2024年02月12日(月) ミーハー精神 第六章 コノハナサクヤ 多分、自分が年をとって、おばあさんになって死ぬまで、この日のことはずっと覚えているだろうと、小さいククリヒメは思った。朝まだ、ごはんも食べてない内に父と母からあわただしく起こされて、着替えさせられ… [続きを読む]