「 岬のたき火」の巻

「水の王子・丘なのに」（第六回） 【妹タカヒメの見解】 とは言っても、今回のこれはなあ。 　どこまで三人に話したものか、そもそも言ってもいいもんなんだろうか、と旅のしたくをととのえながら、ともすれば頭を抱えていたタカヒコ…

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体調がそこそこいいと、やる気が出て前のめりに仕事をびしばし片づけたくなる。ラジオ体操をして仏壇に線香をあげ、庭に水まきをして洗濯をして干して、味噌汁こさえて朝ごはん食べて、猫にエサやってトイレ掃除（猫の）して、ブラシをか…

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「水の王子・丘なのに」（第五回） 【彼の友人たち】 ここのところワカヒコは本当に満足していたのだ。船の上から見下ろしていた浜辺や岬を、自分の足で歩いて人々とことばを交わしているのが信じられなかったし楽しかった。山や滝が消…

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「水の王子・丘なのに」（第四回） 【冗談にもほどがある命令】 「それでね、君にお願いしたいことというのはですねえ」タカミムスビはあいかわらず、にこやかな笑顔で続けた。「花の町というのを知っていますか？　別名を虹の町とも言…

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「水の王子・丘なのに」（第三回） 【山が崩れて】 青天の霹靂という言い方は少し大げさすぎるかもしれない。ナカツクニの長であるオオクニヌシの息子と称する赤ん坊が突然訪れ、その子がまたたく間に成長して新たな村の長になろうとす…

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いやーもう、タイトル、中島みゆきの歌の文句じゃないんだけど（笑）。 例の公邸での忘年会、首相夫妻もばっちり写ってる写真が「フライデー」でしっかり公開されてやんの。 フライデーすごい！記者クラブ報道では手も足も出ない完璧な…

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「水の王子・町で」（第五回） 【最前線はどこだったのか】 タカヒメの声はあいかわらず静かでやさしい。どこか祈るようなひびきもこもっていた。すきとおるように、きめこまかい白い肌には血の色さえものぼっていない。湯のみにそえた…

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岸田首相の息子が退職金もボーナスも受け取らないと言ったとニュースで聞いたから、今さら何を考えてるのかと思ってたら、何やらかにやらの手続きで、本人が辞退すると言っても、そんなのは勝手に払われてしまうのだということを、これま…

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朝っぱらからミサイルが飛んでくるとかのJアラートがうるさくラジオで騒ぐのに起こされた。この前は北海道、今朝は沖縄に落ちるかもしれないというのに、何でまあ日本全国全放送でわめきたてなきゃいけないのか、理解に苦しむ。結局ミサ…

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「水の王子・町で」（第四回） 【将軍キギスの時代】 「正直言って、それについちゃ私も一度聞きたいと思っていたのさ」サグメはほおづえをついてアワヒメを見た。「あの娘が将軍になるまでに、タカマガハラじゃ何があったのさ？」 　…

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「水の王子・町で」（第三回） 【タヂカラオの町】 「まあ、これはこれは」薄紅色の布をあらためて顔にまきつけながら、アワヒメが小さく嘆声をもらした。 　二人はタヂカラオの町の入り口に立っていた。さほど広くはない色あせて古び…

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おやまあ。岸田首相は例のしょうもない息子を更迭したのか。経歴に傷をつけまいとしてか、名目はあくまで「交代」にしようとしているようだが。 そんでもって「サミットの後始末が忙しくて、処置が遅れた」とか抜かしてるから、嘘つけ世…

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私は別にアメリカがうらやましいとも、うまく行ってる国だとも思わんが、重要な政策について大統領が野党の代表と、サミットを休まなくちゃならないと思うほどに話し合いをきちんと重ね、その後国会で承認を得るとかいう話を聞くと、うわ…

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これももうちょっと古い話になっちゃったが、来るべき衆院選の東京選挙区の候補者のことで、自民党と公明党がもめていて、分裂までは行かないにしても亀裂が生じ始めているようだとか。さ～すが、絶対多数を確保してると仲間割れもできち…

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「水の王子・丘なのに」（第二回） 【彼のいた村】 そんなワカヒコが将軍として指揮していた船を下り、オオクニヌシが支配しているナカツクニという小さい村の実態を探って報告するよう命じられ、それっきり帰って来ず報告もあげず、オ…

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