「 岬のたき火」の巻

「水の王子　　畑より」第七回 【あとがき】 「山が」「空へ」の電子書籍各編の「人物紹介」イラストを描かなくちゃならなかったと気がついて、楽しいけど超びびってます。時間がない！ そして、この「畑より」も、もちろん人物紹介イ…

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「水の王子　　畑より」第六回（最終回） 【ほしをみながら、かえる】 ぼくといもうとは、とうさんとかあさんが、どんなにおこるか、しんぱいだったけど、ホオリのつくった貝やさかなのりょうりはとてもおいしくて、ヒルコとハヤオはま…

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「水の王子　　畑より」第五回 【みんなが、ちょっとあわてる】 「ところできみたち、いつから村に住んでるの？」ハヤオが立ち上がってウガヤにえさをやりながら聞いた。 　住んでるのじゃなくて、父さんと母さんがやさいをわけてもら…

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「水の王子　　畑より」第四回 【ちからじまんの、こどもたち】 陽に焼けて、くろい髪がくるくるうずまいてるハヤオは、小さくてもたくましい手足をしていた。けがわのふくをきて、こしのおびには、おとなのような短刀をさしている。ヒ…

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「水の王子　　畑より」第三回 【しゃべっちゃう、へんな、とり】 ぼくといもうとは、おもわず、その二人の子どもをじっと見た。どちらも、ぼくらとおなじぐらいのとしに見えたけど、なんだかずっと、おとなっぽかった。「何て名まえ？…

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「水の王子・村に」の続編もどきの「山が」と「空へ」を、そろそろ電子書籍で出版しようとしていて、はったと気がついたら、どっちも「登場人物紹介」を作ってなかった！ がーんとあわてて、この忙しいのに、以前のモノクロイラストに彩…

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タカヒコネ　かつてはスサノオの都ネノクニの王。その後草原で盗賊となり悪の限りをつくす。 オオクニヌシ　ナカツクニの村の長のような存在。 スクナビコ　知恵と力にあふれた謎の老人。オオクニヌシの協力者。 シタテルヒメ　オオク…

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アメノワカヒコ（ワカヒコ）　かつてのタカマガハラの将軍。 タケミカヅチ　ワカヒコの副官。 コトシロヌシ　ナカツクニの村の若者。 タカヒコネ　かつての都の王、草原の盗賊。 ニニギ　かつてのタカマガハラの戦士。 タカヒコ　タ…

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昨日があんまり暑くてバテたから、今朝は六時過ぎに水まきしちゃれと、早々と庭に出た。そうしたら何とあたりは一面の霧。こんなことは初めてで、「水の王子」の一場面か、映画「ミスト」の冒頭かと、ちょっとわくわくしてしまった。 　…

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すごい猛暑で一日寝ていた。明日もこうなら、もう昼間は寝て夜に仕事をした方がいいのかもしれない。朝からぼやっとラジオをつけっぱなしていたら、この火曜日というのは、午前中のトーク番組（一週間毎日メンバーが変わる）の担当の女性…

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これ、昨日叔母のお寺に送った花です。きれいっしょ。 本当に叔母の好んだ色なのです。いやー、こんなにきれいなのに、よくぞ売れないで待っていてくれたものです。もう、この色はひとつだけしか残ってなかったんだもの。 あんまり叔母…

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庭のあちこちで、キンレンカの勢いがいい。百円もしない安い苗のひょろひょろみすぼらしいのを買ってきたのに、今ではとてもそうは見えない。 実は十年ぐらい前、金網の庭の中にこれを植えたら、もうはびこってはびこって手のつけようが…

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明日は母の日だから、行きつけの花屋さんの店には色とりどりのカーネーションがずらりと並んでいた。 　やっぱり母に買ってやろうかと物色し、あんまりきれいな色ばかりなので迷ってしまって、「オレンジだと同じ色の毛並みだった愛猫キ…

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「水の王子　　畑より」第二回」 【まるで、おおきな、きのようだ】 　畑のよこのほうから出ると、そこにはちゃんとふみかためられた道があって、岬の先まで行けるようになっていたから、ぼくたちは安心して、とことこあるき出した。 …

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「水の王子　　畑より」第一回 【ぼくと、とうさんと、かあさんと、いもうと】 ずっとまえから、父さんと母さんは、ナカツクニの村に行きたがってた。そこの畑がひろくて、りっぱで、めずらしいやさいがいっぱいあるから、ひと目見て、…

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