福岡教育大学物語39-も少し引っ張る
前回の問題点、プールのことを忘れていましたので、つけ加えます。前の学長さんから続く福岡教育大学の問題点一覧。
学生の教員免許をとりにくくした。
避難地域にもなっていないぐらい危険で、他にもいろいろ問題のある学内の土地に、特別支援学校を作ろうとしている。
組合との団体交渉で、暴言や脅迫めいた発言をくり返す。
公用車に長期間にわたって家族を乗せる。
家族に研究室の鍵を与えて、研究室を使用させる。
教員の研究費を2年連続で半額に減らした。
学長になったあと、明け渡して講座のものにする慣例の研究室をずっと使用していた。
とにかくもう、講座や教職員からの、いろんな質問や申し入れにいっさい答えない。会いに行っても会わない。とにかく黙殺する。ひたすら無視する。
昇任や採用の審査が不透明。
給与や特別手当の基準が不透明。
懲罰や処分の手続きが不透明。
組合の活動や、大学に対する裁判を起こした教員を、大学院の長や評議員や講座主任として認めず、承認しないし、相手にしない。
組合へのいくつかの対応を「不当労働行為」(法律違反)と最高裁で判断されたことに対し、いっさいコメントしないし、反省も謝罪もしない。
学長選挙でかなりの票差で負けたのに、学長になった。
学長の任期が終わった翌日から副学長として、学長室の隣に新設した室で学内行政に関わった。
学生や院生の論文を指導教員が共著扱いすることについて、明確な説明がない。
教員が起こした給与に関する裁判で、明確な反論がなく、それでも勝訴した。
学長のセクハラやパワハラに対応する体制は、あり得ないことだから、作っていない。
身分証明書に必要な写真の撮影方法について、教職員の意見を無視する。
学内の50メートルプールを25メートルに改修し、公式記録がとれなくなるなどの弊害を生じた。
私が、「この中で『許せない程度』をABCなどでランクづけするとしたら?」なんて問いかけをしたので、教育大の先生のお一人が、このようなコメントをフェイスブックでされています。私のフェイスブックからリンクをたどれば見に行けます。
私とちがって、ていねいな説明なので、ぜひ、お読みになって下さい。
これらの中で、私が現在最もよろしくないと考えていることは以下の三つです。
1#
学生の免許が取りにくくなったこと。
附属校長や教育行政に関わる仕事に関わらせていただいてますが、本学のやり方は、現在の世の中の趨勢と、逆の方向へ向かっています。なにより、本学で学ぶ学生、そして、卒業した将来の教員に教えられる子どもたちのことを考えましょう。
小中高と見通した教育を確実に学ぶことのできる課程、教科内容、教科教育それぞれの領域をしっかり踏まえた教育課程に、今すぐに戻すべきです。2#
特別支援学校建設の件
子どもの安全をまず何よりも第一に考えましょう。本学の立地では、万が一の子どもの行方不明事案にも対応できません。
学生、教職員の安全も、確保していただきたいのです。城山やその周辺の状況はかなり大きく変化しました。
本学は特別支援学校建設地としてふさわしくないのです。支援を必要とする子どもたちのために考える施策としては、学校における特別支援学級の増設もあるのではないですか?インクルーシブ教育は目指すべき方向の一つです。3#
無視の件
対話なき世界からは希望は生まれません。一致団結して取り組むべき対象は、福岡教育大学なのです。話しをしましょうよ。
別の方は、「ABCの3ランクにわけるのは難しいなあ」とのコメント。いえもう、そこはご自由に、やりやすいかたちでどうぞ(笑)。
気をもたせるつもりはありませんけど、私が特に重要視する三つを選ぶポイントとしては、まあもちろん、どれも深刻なんですが、あえて言うなら、
「そりゃ腹立つけど、一応もう起こってしまってとりかえしがつかない」(こぼれたミルク)
「非常に困るけど、まあわりとすぐ手直しはきく」
「不愉快きわまるが、こちらの工夫次第で改善はできそう」
「重要にはちがいないが、より重要なことから派生しているのだから、これとだけ戦っても不毛」(ヒドラの頭)
「たしかに根本的なことだが、根本的すぎてちょっと今は手がつけられない」
のような件は、後回しにしています。カッコ内は当座つけたあだ名です。
つまり、わりと普通に正常に他の運営がなされていたら、これが単体で起こったとしても、そんなに問題ではなかったかもしれないことや、批判はし続けなくてはいけないけど、当面これが大変な被害を大学に与えることはそれほどではないかもしれないこと、などは、ちょっと置いておいて、緊急を要する危険度マックスのものは三つと私は判断しています。さて何でしょう。
冗談かと怒らないで下さい。全身、高血圧と糖尿病とガンとアレルギーで不眠症と躁うつ病になり、免疫低下で蚊に刺されたあとが腫れ上がり、転んで爪がはがれたので杖をついて歩いていたら車にはねられたとしたら、どこから最初に治療するかは、やっぱり考えなくちゃいかんじゃないですか。
で、最初の先生があげられた三つはどれも、私のとはちがいます。#1と#2は、やっかいですけど、急いで対応すればまだ何とかなる。#3は細かい工夫で変えられそう。
もちろん、楽観はできませんけどね。#2につけ加えると、教育大のキャンパスには夜な夜なイノシシが集団で徘徊するんですぞいやマジで。昼間でも一度入試の面接やってる窓の外で裏山からイノシシが下りて来て、猟友会のおじさんに撃ち殺されて受験生はショックを受けたというし。報告書を書く試験官の先生が「こんな事態をどう書いたら」と悩んでました。区切りの塀も柵もない、その裏山に生徒が行っちゃったらどうするんですか。イノシシと遭遇覚悟で探しに行くような美談はいらんですよ。
イノシシほどは危険じゃないけど、一度私の授業中に三階の窓の外の木の枝に、人間ぐらいの大きな猿がぶらさがって木の実食ってましたからね。あれだって面と向かうとかなり恐いぞ。そんなのが、うじゃうじゃ裏山にいて、門の前は反対に車がびゅんびゅん通る道路で、地震や豪雨の時は地盤がゆるくて、前の大雨の時には、地理学の専門の先生がまっ先にすっ飛んで帰って、他の先生方はびびったというし、そういうとこなんですよ、教育大って。
ついでに言うとキャンパス内外の草むらにはマムシが出没、時には校舎内に入って来る。周囲に柵も何もない、山の中にあるみたいな(実際まあ山の中だけど)深い池があっちこっちにある。大事に見守らなきゃならない繊細な子どもたちを預かるには、宗像市内でこんなに不適当なところって、そうそうないんじゃないですか。まったくもう、ちょっと視察か現地調査か教職員に聞き取りすれば、あっという間にすぐわかるこんなことを、どうして調べもしないまま計画進めるんでしょう。自治体も大学も。「もうこれは、きっと利権がからんでいるとしか思えない」と言ってる人もいますけど、どうせ利権がらみでどこかの業者にもうけさせるなら、ついでに池の護岸工事とマムシ駆除とイノシシ防護の巨大な壁の設置も発注してほしいもんだわ。きっと天文学的数字になるでしょうね、どこが負担するのか知らんけど。
#3についても書きたいことが死ぬほどあるんですが、これはまた次回にします。