新約聖書の例え話(水の王子覚書23) 2024年03月24日(日) ミーハー精神 「湖よ」の覚書でも書いたが、だいたいの構想も方向もできているのに、何だか次に進む推進力がない時には、ひょいと思いがけない題材がきっかけになって、後が続くことがある。「湖よ」の場合には身内のしょうもないエピソードが、とっか… [続きを読む]
年甲斐もなく 2024年03月24日(日) 日記 夏目漱石の「こころ」や「それから」を読んで古色蒼然としているはずの、人妻との恋だの友情だのの成り行きに、わくわくどきどきはらはらしてます。そして、どれも似たテーマなのに、どれもそれぞれ微妙にスタイルがちがって、それも面白… [続きを読む]
アマテラスとハヤオ(水の王子覚書22) 2024年03月23日(土) ミーハー精神 「水の王子」を書き出したのは私の三十代の終わり、つまりほぼ五十年前です。現在このホームページで公開中の第四部まで書いて、五部が書けずに四十数年たちました。一昨年突然一気に第五部「村に」が出来てしまって、現在紙本と電子書籍… [続きを読む]
まーた閣議決定だよ! 2024年03月23日(土) 日記 公明党が腰砕けで自民党に妥協して、平和の党が聞いてあきれる武器輸出に賛成し、法案が成立しそうなのは、予想もしていたから腹も立たない。私が激怒しているのは、戦後の日本の歴史を変え、世界の動向にも関わり、むろん日本の未来も大… [続きを読む]
うぎゅ(水の王子覚書21) 2024年03月22日(金) ミーハー精神 「水の王子」の最終編「川も」を書き上げて、いよいよこのシリーズと手を切れるとのんびりしていて、気がついたら、くうう、紙本と電子書籍で出版する際の冒頭につける「登場人物紹介」を書かなきゃならないのを忘れてた! 新しいイラ… [続きを読む]
こんなのも好き 2024年03月21日(木) 日記 ユキヤナギはあいかわらず全盛を誇っていますが、私こういうのもけっこう好きなの。以前にうちの庭に来ていた外猫の「しまお」が、よそで死んだから身体はないのですが、代わりに使っていたショールを埋めてお墓代わりにした上に記念に植… [続きを読む]
源氏物語と大河ドラマ 2024年03月20日(水) 日記 もう何か自民党は底ぬけですね。 これは少し以前のことらしいけど、つまりずっとこんなことやってたわけで。 この議員さんが「子どもを家に一人でおくな、外出させるな」みたいな法案を提出したと聞くと、なお感無量のものがある。… [続きを読む]
つれえなあ 2024年03月19日(火) 日記 明日あたりからまた寒くなるから、冬物の服を片づけるのは待てと天気予報が言っている。おかげで、部屋の中がさっぱり片づかない。 花びんにいれる花がなかったので、ユキヤナギを切ってきてさしていたが、赤い花をちょぴっと加えたらい… [続きを読む]
水の王子・「川も」18 2024年03月18日(月) ミーハー精神 第十章 春の訪れ 雪は次第にとけ始めていた。川もそろそろ新しい流れの場所をさがしているように、水が減ったり増えたりと、不穏な動きを見せ始めていた。人々の家の回りには、可憐な淡い水色の花が咲き出していた。 商人の宿にはま… [続きを読む]
水の王子・「川も」17 2024年03月18日(月) ミーハー精神 ※ 「そう言えばさ、こういうこともあったっけ」娘はそんなヒルコをながめながら、気持ちよさそうに、また酒をすすった。「子どものころから時々ね。あたし女の友だちから、よく言われることがあるのよ。今でもどうかすると… [続きを読む]
乖離 2024年03月18日(月) 日記 九州国立博物館の芦雪展ですけど、私はトラばっかり見とれていたんですけど、実は猿の絵も多くて、こちらも大事な展示だったようです。私は猿はそれほどではないのですが、知り合いに申年生まれの方がいらして、お土産にとつい、ハガキと… [続きを読む]
水の王子・「川も」16 2024年03月18日(月) ミーハー精神 第九章 殺された女 二人の少年は、多分、村ではお屋敷についで二番目に大きい、商人たちの宿になっているという家の入り口に立っていた。外見からでは目立たないが、家の中は入り口からすでに一段ごとに色のちがう石をしきつめた派手な… [続きを読む]
文字通りユキヤナギ 2024年03月17日(日) 日記 去年だったか一昨年だったか、上の家の玄関先に毎晩咲き乱れる夕顔に夢中になって、連日同じような写真ばっかりアップしていたような気がするんですが、今年はユキヤナギで同じことをしてしまいそう。 多分、今がたけなわなんだと思うん… [続きを読む]
水の王子・「川も」15 2024年03月17日(日) ミーハー精神 ※ モモソはもらった針を喜び、小さな灯りの下で夜遅くまで、せっせとつくろいものをした。「あの口のうまい男のことは、そんなに悪くは思ってないのよ、私は」と、手を動かしながら彼女はツマツと二人の少年に話した。「あ… [続きを読む]
水の王子・「川も」14 2024年03月17日(日) ミーハー精神 第八章 商人の宿 それ以後、屋敷でヒルコとハヤオは、時々その若者としゃべるようになった。屋敷の空気はのんびりしていて、下働きの者たちもひまそうにしていることが多く、庭先で家具を修理していたり、廊下で床をみがいていたりする… [続きを読む]