九条の会関係自民党政治の行きつく先は(むなかた九条の会2016年3月チラシ)
(3月9日に赤間駅前で配ったチラシです。350枚配布。戦争法反対の署名も36名集まったとか。
引用させていただいたAV女優の方、私は存じ上げませんでしたが、書かれていることを見ると、この方のほうがよっぽど首相にふさわしいと思いました。私はかねがね、「後継者がいないなんて言うけれど、今の首相よりは猫のたま駅長のほうがいい」と公言していますが、それよりは真剣な意味でです。
いつものことですが、コピーして使われるなら全部でも一部でも、どうぞご自由に。)
自民党政治の行きつく先は
2月21日の「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」は120人以上の方が見に来て下さいました。「最初の海底のサンゴの映像でもう涙が出た」「アメリカの人にも見てもらいたい。きっとわかってくれる。安倍総理は何もアメリカに伝えていない」などの感想がよせられています。
この後、沖縄と政府との和解が成立し、埋め立て工事は一時中止されました。映画を見た人の中には、沖縄の人々の顔を思い浮かべて、ほっとした方もおられると思います。しかし政府は基地を作る基本方針に変更はないと言っており、まだまだまったく予断は許さない状況です。
一方、「保育園落ちた、日本死ね」と怒りのことばをネットに投稿した母親の声を国会で紹介された首相は「匿名だからそんな人が本当にいるのかわからない」と答弁、議員の中からは「誰が書いたんだよ」というヤジが飛びました。
これに怒った人々は、「保育園落ちたのは私だ」「実在するぞ、ちゃんと見ろ」などのプラカードを持って国会前に集まり、毎日新聞も大きくとりあげました。「こんなせつないデモ…いままでなかったよ。なんか、もう、泣きそう」とネットで評した人もいます。「私は右でも左でもなく、どこの党の信者でもない」と言うAV女優の沢口みきさんはツイッターでこう書いています。
「国民はさ、憲法変えるより、保育園が少ない事や老人ホームが少ない事、将来の年金やらの不安、給料の少なさ…そういう事に困っているのであってさ、自民党の長年の念願が憲法改正だとしても、国民の為に政治はあるのであって、政党の為にあるのでは無い事を今の政府は何で解らないんだろう…」
実際、国民の安全を守ると言いつづける一方で、「今の生活を、毎日を、何とかしてほしい」という国民の声にいっさい反応しない首相を見ていると、この政府が日本や国民や私たちの安全や幸福を守ることなど、期待しようがありません。自民党の憲法草案には、「個人」ということばがまったく登場せず、フランス革命やアメリカ独立戦争以来、近代国家の基礎であり世界の常識でもある「個人の尊重」という基本を完全に無視していますが、首相の国会答弁にはすでに、その行きつく先がありありと示されています。