九条の会関係わたしたちには、責任がある
(九条の会チラシの原稿です。どうぞ自由に使って下さい。一部でも全部でも、かまいません。)
沖縄の人は気の毒とか、
福島の人はかわいそうとか、
原発労働者や自衛隊員は大変だとか、
そんな風に考えるのは、もうやめましょう。
同じ日本国民として、私たちは皆つながっています。基地や原発、過酷な職場で苦しんでいる人たちの、不安や危険をなくすことが、この国と私たちの未来を築きます。
ありふれた、ささやかな幸せでも、黙っていては守れません。
そのためにはどうしたらいいのか、完璧な答えは多分、誰にもわからない。
ただひとつ、今言えるのは、国民の多くが反対し、憲法違反と言われている法案が、十分な説明もないままに決められようとしていることです。
いったん、これが決められたら、日本の将来も私たちの生活も大きく変わるかもしれない。憲法九条はなしくずしにされ、否応なしに戦争に巻きこまれるかもしれない。そんな不安が高まっています。
そんな重要な法案なら、せめて、もう少し考える時間がほしい。今の国会で成立させるのはやめてほしい。そう感じている人は多いでしょう。
それは決してわがままではありません。何もわからなくても、それだけで十分です。とりあえず、「やめて」と声をあげて下さい。それを何かで示して下さい。
私たちのひとりひとりが、未来に生まれてくる子どもたちへの責任があります。世界の中の日本をどんな国にするのかの責任があります。今、全国では、高校生も高齢者も、学者も学生も母親も、それを考え、学び、語り始めています。
宗像でも、それをはじめましょう。意見のちがいは話し合えばいい。わからなかったら、聞けばいい。考えましょう。未来のために、世界のために、私たち自身のために、今できることが何なのかを。